平成29年九州北部豪雨災害支援報告

■福岡県言語聴覚士会 災害支援報告

平成29年8月1日
第一回福岡県災害時福祉等専門人材派遣団体連絡会議が開催され、九州北部豪雨に関わる災害者支援の取り組みについて報告がありました。
その中で、県と締結しておりました「災害時における福祉避難所等への福祉等専門人材の派遣に関わる協定書」に基づいた、被災地への専門職の派遣については、市町村からの要請がなかったため、今回見送られることになりました。
福岡県言語聴覚士会では、発災翌日に災害対策本部を立ち上げ、同時に会員のみなさんへ被災地への人材派遣登録をお願いしたところ、多くの方にご登録をいただき、本当にありがとうございました。
今回の災害では、会として被災地に人材を派遣するまでには至りませんでしたが、会としての災害時対応のあり方について、多くの課題がみつかりました。
特に被災地へ派遣する人材が育成されていないことは、会として大きな問題であり、今後、解決していくべき課題と思われます。
この災害を教訓として、災害時に対応できる人材の育成と、有事の際に対応できる組織づくりを今後は行なっていきたいと思っております。
被災地への人材派遣登録にご協力をいただきました皆さまには、感謝を申し上げますとともに、会員の皆様には、引き続き活動へのご理解とご協力のほどをよろしくお願い申し上げます。

平成29年7月 18日
福岡JRATは現地避難所の状況より、現地災害対策本部を設置しないことに決定しました。
現時点での避難者数は約800名ですが、現地医療機関や医師会、看護師・保健師、ケアマネ等の団体が活動しており、今後は被災地医療・サービス資源での対応が可能との判断となりました。
なお、福岡県からの福祉避難所への派遣要請に関しては、今後連絡が入り次第、対応することになりますので、その際はご協力のほどをよろしくお願いいたします。

平成29年7月12日
福岡JRATのミーティングが開催され、16日に現地アセスメント、17日に対策本部設置の検討が行われることになりました。

平成29年7月9日
筑豊・筑後地区における会員の無事を確認しました。

平成29年7月8日
日本言語聴覚士協会に災害対策本部の設置ならびに現状について報告しました。

平成29年7月8日
ブロック連絡網で、会員に宛てに被災地への人材派遣要請に関する依頼文書を送りました。

平成29年7月8日
本日、福岡県の福祉課の方と他の職能団体(8職種)と共に、朝倉市での福祉避難所の設置に関する調査に、吉永先生と行ってきました。
朝倉には車で行きましたが、災害対策本部がある市役所周辺はほとんど被害はなく、平穏といった感じでした(被害が大きいところは通行止めで行けませんでした)。
まず最初に、市役所で避難所の現状について担当者から話を聞き、多くの方が避難をしている場所を3グループに分かれて調査を行いました。
調査の目的としては、それぞれの避難所に福祉避難所(介護が必要な方を避難させるスペース?)の設置が必要か否かの確認でした。
私たちSTは、県の方とPT、OT、それと社協の方と一緒に200名弱の方が避難されている総合市民センターを調査しました。
発災後3日目で、まだ気が張っておられ、私たちの声掛けにも「大丈夫です」と答える方がほとんどでした。
しかし、中には、股関節の手術をしたばかりで、立ち上がりが困難で、簡易ベッドが必要な方もいましたが、福祉避難所の設置には至らない避難所でした。
他の避難所の状況については、後日報告があると思いますが、全ての状況を把握された後、必要な避難所に福祉避難所が設置されると思われます。
もし私たちに人材派遣要請があった場合、福祉避難所での支援だけでなく、今後このまま避難所で過ごすと介護が必要になりそうな方(グレーゾーンの方)の掘り起こしも 、必要になりそうです。 (報告者:佐藤文保)

平成29年7月7日
HPにて被災地への人材派遣要員としての登録を始めました

平成29年7月7日
災害対策本部を立ち上げました
筑豊・筑後地区での災害発生にともない、県士会において災害対策本部(担当:社会局長 吉永明史:福岡国際医療福祉学院)を設置し、災害地域の現状把握や会員の安否確認を行うとともに、県やJRATからの災害派遣要請に対応できるよう準備を始めました。